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『罪と罰』『嵐が丘』など名前だけは知っていても、どのような物語なのかをよく知らないといったことがよくあるのではないでしょうか?教養として時間のある春休み期間中に是非このような有名文学作品に挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと充実した春休みになるはずです! ※リブアドとは瀬田図書館ライブラリーアドバイザーの略で図書館で1年業務経験を積んだ学生アシスタントスタッフの事です。ライブラリーアドバイザーは利用者のお困りごとをサポートをする仕事をしたり、文庫本やDVD、おすすめ本等のコーナーづくりを担当していたり幅広い業務を行っています。 展示期間:2024年3月1日(金)~2024年3月29日(金)展示場所:瀬田図書館 本館1階 展観E(リブアドカウンター横) 主な展示資料『罪と罰』『ファウスト』『ヴェニスの商人』『老人と海』    
2024年は安部公房(1924年3月7日~1993年1月22日)生誕100周年にあたります。1948年東京大学医学部卒業、医師にはならず、同年処女長編『粘土塀』を執筆したことが契機となり「夜の会」に参加、そこでリーダーである花田清輝に出会い、花田やカフカの影響をうけ1950年『赤い繭』が戦後文学賞受賞、1951年『壁ーS・カルマ氏の犯罪』が芥川賞受賞を受賞し注目を浴びました。そんな彼の作品の最大の特徴はも「不条理な設定」と「前衛的(アバンギャルド)」であることだと言われています。設定が現実離れしているので「シュルレアリスム(超現実的)」ともよばれています。現実の外にある「人間の深層意識」を巧みに描いていて不条理=絶望とならず、どこかブラックユーモアの要素があるところが秀逸。『砂の女』は30数か国語に翻訳され、海外でも高い評価を得て「ノーベル文学賞に最も近い作家」と国際的に評価されていた。安部公房の作品に是非触れてみてください。 展示期間:2024年3月1日(金)~2024年3月29日(金)展示場所:本館B1階 展観D(新館側) 主な展示資料『砂の女』『ルポルタージュとは何か?』『安部公房全集』『壁とともに生きる : わたしと「安部公房」』...
1989年、瀬田キャンパス開学と同時に開設された社会学部は2025年春に深草キャンパスに移転します。これまで多くの教員が本学の発展に尽力してこられました。教員の仕事は主に3つ、①専門分野の研究、②学生の教育、③大学の管理運営です。専門分野の研究成果は主に論文として発表され、その集大成として図書が出版されることもあります。複数の教員が共同研究を行い共著として出版されるケースや、海外の専門書を翻訳し出版されるケースもあります。今回の展観では現在在籍しておられる教員の著作を展示します。展示スペースの関係で総ての著作を一度に展示することは出来ませんので、数回に分けて展示します。また他学部教員の著作の展示や退職された教員の著作の展示も予定しています。 展示期間:2024年3月1日(金)~ 2024年3月29日(金)場  所:瀬田図書館 本館1階 展観C(カウンター向かい) 主な展示資料『はじめての社会調査』 三井さよ [ほか] 編. -- 世界思想社『児童・家庭福祉』 福祉臨床シリーズ編集委員会編 ; 八重樫牧子, 原葉子, 土田美世子責任編集. -- 弘文堂『病と健康をめぐるせめぎあい : コンテステーションの医療社会学』 佐藤純一,黒田 浩一郎 [...
3月は自殺対策強化月間です。警察庁の資料によると令和4年の自殺者数は21,881名(男性14,746名、女性7,135名)にのぼります。10年ほど前と比べて減少したとはいえ、年間2万人以上の方が自ら命を絶っている現状は依然として深刻と言えるでしょう。これは交通事故の死者数の約8倍に相当します。政府や自治体も対策を講じていますが、私たち個人で出来ることもあります。なにも難しいことをする訳ではありません。先ず悩みを抱えている友人、家族や知り合いに気付いて、声をかけ、気持ちを聞いてあげましょう。それだけでも不安な気持ちを和らげる効果があります。そして自治体等が行っている相談窓口を紹介してあげましょう。後は寄り添って見守ってください。このような役割を「ゲートキーパー」と言います。悩みを抱えている方には大きな心の支えになることでしょう。 展示期間:2024年3月1日(金)~3月29日(金)場  所:瀬田図書館 本館1階 展観D(新館への通路脇) 主な展示資料『自死を見つめて : 死と大いなる慈悲』 鍋島直樹著. -- 改訂版. -- 本願寺出版社『自殺防止の手引き : 誰もが自殺防止の強力な命の門番になるために』 羽藤邦利著. -- 金剛出版『教師にで...
映画やドラマでは、小説が元になっている作品はたくさんあります。今回の展観では、定番の人気作品からこれからの映像化が決定した作品まで多くの名作を取り揃えています。映画と小説を全く別の物語として楽しむのもよし!両方を比べて考察するのもよし!映像化資料がある作品は一緒に展示しているので、さまざまな映画本をお楽しみください。 展示期間:2024年3月1日(金)~2024年3月29日(金)場  所:瀬田図書館 本館1階 展観A(ゲート横) 主な展示資料『正欲』 朝井リョウ著. -- 新潮社『スタンド・バイ・ミー : 恐怖の四季秋冬編』 スティーヴン・キング著 ; 山田順子訳. -- 新潮社『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ著 ; 土屋政雄訳. -- 早川書房『月の満ち欠け』 佐藤正午著. -- 岩波書店『告白』 湊かなえ著. -- 双葉社『太陽は動かない』 吉田修一著. -- 幻冬舎 図書館イベントカレンダーはここをクリック!
瀬田図書館本館1階展観E(リブアドカウンター横)にて「新着映画特集!」と題した展観を実施します。皆さんはDVDコーナーでも本と同じように毎年新着のDVDが入ってきているのをご存じですか?瀬田図書館では、毎年様々なジャンルの新着DVDが入ってきています。今回は、近年の話題作を中心に紹介します。長期の春休みにぜひDVDコーナーをご利用ください! ※リブアドとは瀬田図書館ライブラリーアドバイザーの略で図書館で1年業務経験を積んだ学生アシスタントスタッフの事です。ライブラリーアドバイザーは利用者のお困りごとをサポートをする仕事をしたり、文庫本やDVD、おすすめ本等のコーナーづくりを担当していたり幅広い業務を行っています。 展示期間:2024年2月1日(木)~2024年2月29日(木)展示場所:瀬田図書館 本館1階展観E(リブアドカウンター横) 主な展示資料『流浪の月』『ハケンアニメ!』『愛なのに』『冬薔薇』『さがす』『リコリス・ピザ』 図書館イベントカレンダーはここをクリック!
過去におこないました「食事にまつわる展観」の内容を一新し、リバイバル開催いたします。今回のテーマは「本で巡る食の旅」です。日本全国のおいしいものや世界各国の地域に根付いた食事、さらに南極でのご飯について書かれた本も展示しています。貸出可能な資料のほか、電子ブックの紹介等が載った展示本リストも配布しています。ぜひご利用ください。 期間:2024年2月1日(木)~3月29日(金)(予定)場所:大宮図書館 2F 入館ゲート付近 【主な展示資料】韓国の食日本全国ローカル線おいしい旅カレーライスの誕生世界の食べもの ~食の文化地理~万国お菓子物語 ~世界をめぐる101話~ふわとろ ~「おいしい」言葉の使い方~世界のグルメ図鑑 世界のお菓子図鑑偏愛的インスタントラーメン図鑑おにぎり読本 ~なぜ、「ふんわり」、「やわらかい」が流行るのか?~南極の食卓 ~女性料理人が極限の地で見つけた暮らしの知恵~ 他、多数展示しています。
龍谷大学図書館では、学部生・短大生の皆さんを対象とした第12回「私のお薦め本コンテスト-My Favorite Book-」を実施し、大賞1篇と優秀賞4篇、特別賞1篇について、1月12日に表 彰式を行いました。 本日あらためて、図書館長による講評と受賞作本文(大賞1篇、優秀賞4篇)を公開いたします。 お薦め本コンテストは来年度も実施予定ですので、皆さん奮ってご応募ください。   【図書館長による講評】 第12回「私のお薦め本コンテスト」館長講評文.pdf   【受賞者一覧】 <大賞> 古川 美優 (経営学部 経営学科 4年) 『手紙』 東野圭吾著、文藝春秋、2006.    <優秀賞> 吉岡 咲希 (経営学部 経営学科 3年) 『知の体力』 永田和宏著、新潮社、2018.    <優秀賞> 梶 美瑞希 (農学部 植物生命科学科 3年) 『愛なき世界』 三浦しをん著、中央公論新社、2018.    <優秀賞> 尾﨑 未華 (文学部 哲学科 1年) 『夜間飛行』 サン=テグジュペリ著;二木麻里訳、光文社、2010.    <優秀賞> 田中 穂乃花 (国際学部 国際文化学科 1年) 『クジラアタマの王...
人生の大きなターニングポイントである就職活動。あふれる期待や大きな希望、時には不安を抱きながら、多くの人が経験するもの。「就職活動」とは、読んで字の如し、「職業に就くために行なう活動」のことですが、はたして、「就活」では「何をしたらいいのか、わからない。」という疑問を抱く人も多いと思います。今回の展観では、そんな「就活」に関する疑問を解消するのに役立つ資料を集めました。ぜひお手に取ってご覧ください。 展示期間:2024年2月1日(木)~2024年2月29日(木)場  所:瀬田図書館 本館1階 展観A(ゲート横) 主な展示資料『就活の教科書これさえあれば。 : 効率よく「内定」獲得』 竹内健登著 ; 2025年度版. -- TAC株式会社出版事業部『就活の社会学 : 大学生と「やりたいこと」』 妹尾麻美著. -- 晃洋書房『向いてる仕事」を見つけよう : 「人の役に立つ12の資質」から自分の強みがわかる』 トム・ラス著 ; 児島修訳. -- ダイヤモンド社『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』 オフィス海著 ; [2025最新版]. -- ナツメ社『Web (ウェブ) テスト最強問題集 : 1日10分、「玉手箱」完全突破!』 柳本新二著 ; ['25年版]. -- 大和書房『...
2024年は直木三十五(1891年2月12日~1934年2月24日)没後90周年にあたります。「直木三十五」と聞いてもピンとこなくても「直木賞」と聞けば誰もが知っている文学賞だと思います。この直木賞は、直木三十五が亡くなった翌年(1935年)菊池寛が「大衆文学の歴史を変える貢献」をした人物として彼を讃え、直木三十五を超える作家を発掘する目的で芥川賞と同時に創設され直木賞は「大衆小説」と呼ばれる娯楽性を重んじる賞のため、読書初心者の方にも比較的読みやすい作品が多いことが特徴だともいわれています。直木三十五は大学中退後、雑誌の編集や映画製作に携わった後、1929年に週刊誌に連載した時代小説『由比根元大殺記』がヒットし、その2年後に『南国太平記』で流行作家としての地位を不動のもにしました。43歳の若さでこの世を去った彼の功績とは時代小説を知識階級に読まれる内容にまで高めた点にあるといわれています。是非この機会に直木三十五の世界に触れてみてください。 展示期間:2024年2月1日(木)~2024年2月29日(木)展示場所:本館B1階 展観D(新館側) 主な展示資料『南國太平記』『大阪物語』『大阪落城』『直木賞物語』『木挽町のあだ討ち...